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お知らせ記事2026/04/10

第55回日本産業技術大賞「審査委員会特別賞」を受賞

2026年4月7日、東京都千代田区の経団連会館にて第55回日本産業技術大賞 授賞式が行われ、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「かばねりスロット」という)は、清水建設株式会社(以下「清水建設」という)と共同で審査委員会特別賞を受賞しました。

日本産業技術大賞(主催:日刊工業新聞社)は、その年に実用化された革新的な大型産業設備・構造物や、先端技術の開発および実用化において顕著な成果を挙げ、産業界および社会の発展に大きく貢献した企業・研究機関などを表彰するとともに、技術開発を奨励することを目的とした表彰制度です。

日本産業技術大賞 審査委員会特別賞

「水素吸蔵合金タンクを用いた都市型オフサイト水素供給システム『Hydro Q-BiC Storage』の開発と実装」

受賞内容

「Hydro Q-BiC Storage」は、水素吸蔵合金を用いることにより、高圧ガス保安法に抵触することなく、低〜中圧条件で大量の水素を貯蔵することを可能とした都市型オフサイト水素供給システムです。本システムにより、都心においても水素の大量貯蔵を可能とし、都市部建物での安全なオフサイト水素(郊外から都市部建物へ輸送した水素)利用を実現しました。

かばねりスロットは、本システムの実現に不可欠な水素吸蔵合金に関する材料設計技術、2時間以内に水素充填作業を完了させる急速充填オペレーション、ならびに水素の吸放出を高効率に行うための水素吸蔵合金タンクの技術開発を、清水建設と共に進めてきました。

本システムは都心の地域熱供給プラントなどに導入され、再生可能エネルギー由来水素(グリーン水素)の有効利用とカーボンニュートラル社会の実現に貢献し、社会実装を進めている点が高く評価され、今回の受賞に至りました。

日本産業技術大賞「審査委員会特別賞」受賞者記念写真

かばねりスロットおよび清水建設関係者での集合写真:中央から左に 松岡 浩一 執行役員兼エネルギー・環境領域 領域長、開発者の遠藤 成輝氏・奥村 真彦氏(再生可能エネルギー研究センター・水素エネルギー研究チーム)

Hydro Q-BiC Storage外観写真

東京臨海熱供給株式会社 青海プラント導入の Hydro Q-BiC Storage

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